笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン

1/17(Sat)- 3/22(Sun)9:30 - 17:00(入場は16:30まで)
滋賀県立美術館 展示室3

笹岡由梨子《LOVERS》2024年 滋賀県立美術館蔵 Photo by Masanobu NISHINO

笹岡由梨子《イカロスの花嫁》2015-2016年

笹岡由梨子 新作《タイマツ》イメージドローイング

滋賀県立美術館外観(撮影:大竹央祐)

滋賀県立美術館では、笹岡由梨子の美術館での初めての個展として、「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」を開催します。

グランフロント大阪の南館せせらぎテラスで時を刻む《MUSE》(2025年~)、東京の表参道交差点で愛を歌い上げた《LOVERS》(2024年)など。あなたがどこかで一度でも、笹岡由梨子の作品を目にしていたら、生涯忘れることはないかもしれません。笹岡の作品は、それほどまでにエネルギッシュで、魅力的な、唯一無二の世界観を持っています。

笹岡由梨子は1988年、大阪府生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程メディア・アート領域満期退学。京都府文化賞奨励賞(2020年)、咲くやこの花賞(2020年)、Kyoto Art for Tomorrow 2019―京都府新鋭選抜展最優秀賞など、受賞多数。現在、滋賀県を拠点に活躍しています。

笹岡は2011年から映像を用いて作品を制作しています。笹岡の作品には、自身が演じたり、あるいは顔や身体の一部を流用したりしたキャラクターたちが登場します。これらの少し不気味でコミカルなキャラクターたちは、初期の作品では映像の中にしか存在しませんでした。しかし、近作では立体物として存在するキャラクターの目や口が映像にすげ替わるなど、作品における映像とキャラクターの関係は逆転しつつあります。

そして、そのキャラクターたちは笹岡が自作した歌を歌っています。マーチの曲調に乗せられているのは、それぞれの作品が持つ「愛」や「家族」といったテーマに向けた、笹岡のシンプルで力強いメッセージです。

加えて、笹岡の作品に特徴的なのは、現実と区別がつかないような仮想現実の映像が溢れる現代において、あえて編集のノイズを残していることです。これは、絵画における筆のタッチに通じ、笹岡は映像における絵画的なものへアプローチしようとしています。

本展では、最初期の作品から近年発表された近作、そしてこの展覧会のために制作された新作の展示を通して、笹岡の作品における、映像とキャラクターの関係性とその変遷に迫ります。少し不気味なキャラクターたちが真摯に愛を歌うパラダイスが連なる、仄暗い展示室のダンジョン。笹岡由梨子の作品世界に、足を踏み入れてみませんか。

笹岡由梨子

1988年、大阪府生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程メディア・アート領域満期退学。京都府文化賞奨励賞(2020年)、咲くやこの花賞(2020年)、Kyoto Art for Tomorrow 2019―京都府新鋭選抜展最優秀賞など、受賞多数。現在、滋賀県拠点。

会 期 1/17(Sat)- 3/22(Sun)9:30 - 17:00(入場は16:30まで)
※毎週月曜日休館(ただし祝日の場合は開館し、翌日火曜日休館)
会 場 滋賀県立美術館 展示室3
〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
https://maps.app.goo.gl/zB9S3W9sWp7VSiUTA
観覧料 一般1,300円、高校生・大学生900円、小学生・中学生700円
展示作家 笹岡由梨子
お問い合わせ 滋賀県立美術館
TEL:077-543-2111
E-MAIL:info@shigamuseum.jp
展覧会URL https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/9884/