1994年神奈川県生まれ。2019年 京都造形芸術大学大学院 芸術専攻 ペインティング領域修了。受賞歴に『アートアワードトーキョー丸の内2019』フランス大使館賞。個展に2019年medel gallery shu(東京)『山本捷平個展 What is the “entity”』
”実体とは”をテーマに絵画を制作。自作のローラーを用いて新体制を伴いながら絵具をアナログに反復させる。
学歴
2017
京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科 油画コース 卒業
2019
京都造形芸術大学 大学院 芸術専攻 ペインティング領域 修了
受賞歴
2019
『Art Award Tokyo Marunouchi 2019』 フランス大使館賞
個展
2019
『山本捷平個展 What is the “entity”』medel gallery shu (東京)
グループ展
KUAD ANNUAL 2019 宇宙船地球号 東京都美術館(東京)
Art Award Tokyo Marunouchi 2019 (東京)
Groupe exhibition “KYO“ (京都)
アートフェア NEO SEED HANKYU ART FAIR 阪急うめだ本店(大阪)
芸術におけるオリジナルと複製、虚と実の関係は時代を超えて論じられてきたテーマだが、デジタルデータの複製が日常的になった今日、その議論をいかに発展させられるか。急速な情報化によりアイデンティティが曖昧になっている現代において”実体とはなにか”について考える。
While the relationship between originality vs. duplication, real vs. virtual, has been questioned timelessly, how will it be possible to further this debate today, where digital data is regularly reproduced?
I question what entity really is, and what it means in relation to the modern identity that has been rendered ambiguous, by the accelerated flood of information.
山本作品の特徴として、まず、起点となるイメージを描き、それを自作のローラーを用いて、
一回性により、反復させる。これは、安易なイメージの「コピー、ペースト」ではなく、山本作品の場合は、偶然性や、物質、身体性を伴う。反復された1つの「カタチ」は、逸脱し、重なり合い、
物質から生まれるノイズを伴いながら、変成イメージを召喚させる。
それは、まるで呪術の如く、私たちの視触覚を刺激する。
(大庭大介)