柴田直樹 / Naoki Shibata

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PROFILE

1994年石川県生まれ。2018年京都造形芸術大学 大学院 芸術専攻ペインティング領域 修了。修了展 優秀賞受賞、「KUAD ANNUAL2018 シュレディンガーの猫」出展。存在/関係性/認識/共通認識というテーマを波模様を用いて製作している。

 

学歴

2016
京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科 日本画コース 卒業
2018
京都造形大学 大学院 芸術専攻 ペインティング領域 修了
 
受賞歴
2018
修了展 優秀賞 (京都)
「画心展2018-Selection Vol 15」 優秀賞 (東京)
2019
「第17回 ZEN展」 絵画部門 優秀賞 (東京)
 
グループ展
2017
「画心展2017-New order」 佐藤美術館(東京)
2018
「KUAD ANNUAL2018 シュレディンガーの猫」 東京都美術館(東京)
「画心展2018-Selection Vol 15」 佐藤美術館(東京)
「山本冬彦選抜 若手作家東西交流展 in 京都」 Galley Little House(京都) 
「装幀画展 2018 14人の作家による文学とアートの出会い」 ギャラリーmusee (石川)
Born in Ishikawa, 1994. Graduated from Kyoto University of Art and Design, graduate school, painting, 2018. Awarded the Excellent prize of the Graduation Show. Exhibited at the KUAD ANNUAL 2018 Schrodinger’s cat. He creates artwork using wave patterns with themes of existence, relationships, recognition, and common recognition.
 
Education
2016
B.F.A Japanese Painting, Kyoto University of Art and Design
2018
M.F.A Painting, Kyoto University of Art and Design
 
Awards
2018
Graduation Show, Excellent prize
Gashinten 2018-Selection Vol 15, Excellent prize
2019
The 17th ZENten, Painting department, Excellent prize
 
Group exhibitions
2017
Gashinten2017-New order, Tokyo
2018
KUAD ANNUAL2018 Schrodinger’s cat, Tokyo
Gashinten2018-Selection Vol 15, Tokyo
Selection of Fuyuhiko Yamamoto in Kyoto, Kyoto
Paintings for book covers exhibition 2018, Ishikawa

STATEMENT

存在するとはつまり一体どういうことなのか。
観測者としての自己こそが唯一絶対的な存在であり、その認識という同一線上に世界と自身の一切合切がある。そこには優劣も差異もない。また、すべての事物には隠された本質などというものはなく、その実存こそが本質そのものである。一見矛盾しているように思えるが、私はその表現を試みる。自身や世界が存在するという不思議を、あなたは、幼き日に、一度も考えたことはありませんか?

What does it mean to exist?
This world, myself, and all things exist on a singular line named consciousness.
There, exists no superiority, inferiority or difference. No such thing as a true essence that is hidden within each and every thing exists. It seems contradictory at a first glance, but I try to express it.
Have you never thought about what a wonder it is that you and this world exists when you were little?

TESTIMONIAL

柴田直樹の絵画 抽象と具象の先に
学生時代に美術史の授業で、絵画の歴史は先史時代から考えれば、抽象表現と具象表現の波が交互に押し寄せるように流れてきたと説いていた事を、柴田直樹の作品を見ている時に不意に思い出した。というのは、柴田の波をモチーフとした作品、特に波の表情だけを抽出した作品を見ていると、抽象とか具象とかいきり立って問題とする事では無いように思えてくるからである。モンドリアンは埠頭から海を見て抽象絵画を導き出したが、そのような20世紀の進歩主義的思想は既に過去の事である。柴田は絵画に違うフェーズを用意しようとしている、ようにも感じた。

一般財団法人 川村文化芸術振興財団

一般財団法人 ニッシャ印刷文化振興財団