2007年よりドイツを拠点に活動。2014年ブレーメン芸術大学にてマイスターシューラー号取得。数多くのレジデンスプログラム、アートアワードを受賞。主な発表に「Of the Universe」(ヴェーザーブルク現代美術館 2014)、個展「Still Life」(ダナイル美術館 2017)、「ベルギッシュアートアワード」(ゾーリンゲン美術館 2017)、「大地の芸術祭」(新潟 2018)など。2019年ポーラ美術振興財団、野村財団、LBBW財団などの助成を受けドイツを縦断する三つの個展を開催。
広瀬菜々
2015
平成27年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ滞在
2014
ブレーメン芸術大学美術学部マイスターシューラー課程修了
2013
ブレーメン芸術大学美術学部ディプロム課程修了 竹岡雄二、Natascha Sadr Haghighianに師事
2005
京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了
2003
京都精華大学芸術学部造形学科陶芸分野卒業
永谷一馬
2014
ブレーメン芸術大学美術学部マイスターシューラー課程修了
2013
ブレーメン芸術大学美術学部ディプロム課程修了 竹岡雄二、Franka Hörnschemeyerに師事
2004
京都精華大学芸術学部造形学科陶芸分野卒業
受賞 / 助成
2019
LBBW財団 ドイツ
2019
ニーダーザクセン州芸術財団 ドイツ
2019
公益財団法人 ポーラ美術振興財団
2019
公益財団法人 野村財団
2018
ノルトライン=ヴェストファーレン州芸術財団 ドイツ
2018
公益財団法人 朝日新聞文化財団
2018
公益財団法人 野村財団
2017
観客賞 ベルギッシュ·アートアワード ゾーリンゲン美術館
2017
公益財団法人 朝日新聞文化財団
2017
公益財団法人 野村財団
2016
公益財団法人 現代芸術振興財団
2016
公益財団法人 野村財団
2016
ザクセン=アンハルト州芸術文化財団 ドイツ
2015
公益財団法人 ポーラ美術振興財団
2013
観客賞 エアスターフェルクリンガー·アートアワード ドイツ
2012
芸術大学最優秀賞 ブレーメン芸術大学 ドイツ
レジデンス グラント
2019
ウルム芸術財団 ドイツ
2018
ウルム芸術財団 ドイツ
2017
クンストラードルフ·シェッピンゲン財団 ドイツ
2017
トーキョーワンダーサイト 東京
2016
クンストラーハウス·ザルツヴェーデル ドイツ
2016
クンストフェライン·フランクフルト ドイツ
2014
フェルクリンゲン製鉄所跡/ザール芸術大学 ドイツ
おもな個展
2019
Out of the Ordinary ウルム芸術財団 ドイツ
2019
Why don’t cats wear shoes? クンストラーハウス·ゲッティンゲン ドイツ
2019
Why don’t cats wear shoes? クンストフェライン·クックスハーフェン ドイツ
2018
Another Place 日独対話展 国際交流基金ケルン ドイツ
2017
Life is beautiful クンストフェライン·ブリュール ドイツ
2017
Still Life ヨハン·フリードリヒ·ダナイル美術館 ドイツ
2016
A letter from Vienna クンストラーハウス·ザルツヴェーデル ドイツ
2016
Today is a good day クンストフェライン·フランクフルト ドイツ
おもなグループ展
2018
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 新潟
2017
ベルギッシュ·アートアワード ゾーリンゲン美術館 ドイツ
2017
TWS Open Studio トーキョーワンダーサイトレジデンス
2017
Static Scope アキバタマビ21 東京
2016
home produzentengalerie plan.d. デュッセルドルフ ドイツ
2015
Accrochage ギャラリー·クラーゼン=シュマール ドイツ
2015
アーツ·チャレンジ 愛知芸術文化センター
2014
Of the Universe ヴェーザーブルク現代美術館 ドイツ
2014
KNOLLING ギャラリー·クラーゼン=シュマール ドイツ
2013
アートアワード·オッタースベルク クンストフェライン·フィッシャーフーデ
2013
ファエンツァ国際陶磁器美術館 イタリア
2013
ディプロム修了展 ブレーメン芸術大学ギャラリー ドイツ
2013
NASPA タレントアワード ヴェスターバルト美術館 ドイツ
2013
エアスターフェルクリンガー·アートアワード ザール造形芸術大学ドイツ
私たちはどのような地点に立ち、いったい何をどのように知覚しているのか。日常生活において、ほとんど意識や注意を払うことの無い様々なものやこと。多くの場合、それら慣れ親しんだものは改めて考察され直すことがありません。それらを意識的に主題とし制作することで、私たちは慣れ親しんだ価値観や物事への新しい視点を示したいと思っています。
Where do we stand? What and how do we perceive?
Various things that are hardly noticed in daily life.
In many cases, these familiar things are not reconsidered.
By consciously focusing on these everyday things, we would like to give a new perspective to values.
『Out of the Ordinary』『Today is a good day 』『Still Life』『Home as a Birdhouse』『365Apartments』『Drow a city』『Another Place』ここに並べたのは、彼らの作品のタイトルである。広瀬と永谷の作品は、何も変わらない日常と現代におけるアートの境界をテーマに作品を作っている。作品化することによって非日常を表しているのだ。彼らは、ドイツで学び、異国で住む場所を変えながら制作を続けている。昨年、彼らは、ドイツのクンストラーハウス グッティンゲン、ケルン日本文化会館で個展をしている。去年から飛躍した彼らの作品は来館者を惹きつけるだろう。そして私たちは彼らの作品から今ある世界をより知ることになるのだろう。
(塩田千春)