純粋で素直な線を、ただ探している。日々過ぎ去っていく、何の変哲も無い日常の感覚を、少しの間だけ留めておきたい。大義名分なんて必要ない。でも、理由をずっと探してる。矛盾する感情が、嘘偽りなくそこにあれば良い。描くことにおいて、私は否定しない。ただ、在るように描きたい。
I always explore simple lines in objects. I want to express pure and natural lines on the canvas. I try to capture the feeling of everyday life on the canvas for a moment, or else it always passes away. I don’t need any special reason for my exploration. I Just need the passion to try to draw the feelings as they are with simple lines.
高知の麻紙に岩絵の具!極めて単純化された女性性への問いが人々の関心を否応なく「時代への問い」へといざなう。時代の精神を持った表現とはこのようなさりげない挑発のなかにあるのだろう。知的な刺激とアンリ・マティスのように軽やかな筆致にこの作家の並々ならぬ意志の強さと知性を感じざるを得ない。さあてタイトルはいかに・・「Ke・Se・Ra・Se・Ra」そう来ますか(^^)、なんと気ままな立ち居振る舞い。シラフ?ワイングラス越し?仁王立ち?どんな姿勢で向き合われても軽やかなアブストラクトはMADE IN JAPAN。