1992年台湾台北に生まれ。2019年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域修了。現在京都造形芸術大学大学院博士課程在学中。公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第29期奨学生。受賞歴に2019年 「京都造形芸術大学大学院修了展」大学院賞。グループ展に2017年石本正日本画大賞展(石正美術館)、 2018年ホテルグランヴィア京都.芸術系大学日本画展(京都ホテルグランヴィア)、2019年新竹藝術博覧会ART HSINCHU (晴山藝術中心1411房/台湾・新竹)、台中藝術博覧会ART TAICHUNG (晴山藝術中心1111房/台湾・台中)
学歴
2014
中國文化大學藝術學院廣告學系 卒業
2019
年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域 修了
現在
京都造形芸術大学大学院博士課程 在学中
公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第29期奨学生
受賞歴
2018
京都造形芸術大学院「SPURT展」 浅田彰賞
2019
京都造形芸術大学大学院修了展 大学院賞
グループ展
2017
石本正日本画大賞展 (石正美術館/島根)
2018
糸を手繰るように (鵬休堂/京都府)
ホテルグランヴィア京都.芸術系大学日本画展(京都ホテルグランヴィア)
追古迹新 (想念庵/京都府)
青木ゼミ生展 (Art Space MEISEI/京都府)
2019
新竹藝術博覧会ART HSINCHU (晴山藝術中心1411房/台湾・新竹)
台中藝術博覧会ART TAICHUNG (晴山藝術中心1111房/台湾・台中)
祇園祭りによせて扇子展 (Art Space MEISEI/京都府)
石本正日本画大賞展 (石正美術館/島根)
私は台湾の伝統を題材に、主に美人画を制作している。時が流れたとしても、消えることのない台湾の伝統文化と同様に、いつの時代にも女性は存在している。上村松園の美人画のように、透明感のある白肌と髪の生え際の表現を生かす日本画の伝統的表現技法を保ちながら、現代性を持たせた美人画に命を吹き込みたい。台湾の伝統と日本の伝統的描法とを融合させ、女性が宿す透き通るほどの美しさを表現する。
My paintings often refer to the women in traditional Taiwanese folklores as the theme. The purpose is expressing the existence of women, just like the traditional Taiwanese culture – not been overlooked, and gradually valued over time. Referring to the significant methods of Shoen, expressing fair skin and hair in paintings of women, I apply these techniques to paint women combining the traditional expressional characteristics of Japanese painting and modernity. The intention is to combine Japanese traditional painting techniques with Taiwanese culture, to develop different paintings of women, and to show their intrinsic beauty.
出身である台湾の歴史的・文化的背景から題材を選び取り、伝統と現代の両面を感じさせる女性像でそれらを表現している。そして、上村松園をはじめとした「美人画」の表現と技法の圧倒的な研究によって裏付けされた強度を持った絵画として成立させている。
今、何をもって現代絵画と呼びうるかを語ることは難しいが、高資婷が自身の論文の中で引用している竹内栖鳳の「只管に西洋画の後ばかりを追ふことをせずに、却て其裏を裏をと行く方が・却て東洋画の特色の面白い処に達し得るかも知れぬ。」(『美術新報』明治44年12月)という言葉に、高資婷が現代における新たな絵画を生み出す可能性を感じている。
(池田光弘)