前谷開 / Kai Maetani

1988年 愛媛県生まれ。2013年 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科表現専攻修了。自身の行為を変換し、確認するための方法として主に写真を使った作品制作を行う。2017年 写真を扱うアーティストグループ「Homesick Studio」を結成しHAPSスタジオを使用。2018年 記録にまつわる作業集団「ARCHIVES PAY」に加入。2019年より、滋賀県大津市の共同スタジオ「山中suplex」に居住。

前谷 開

1988年
愛媛県生まれ
2011年
京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科 陶芸コース卒業
2013年
京都造形芸術大学大学院 修士課程 芸術表現専攻修了

個展
2019年
「Kapsel」FINCH ARTS（京都）
2018年
「One Night Stand」 渋家 (東京)
2016年
「Drama research と自撮りの技術」 Division (京都)
2014年
「Second Kiss」YEBISU ART LABO（愛知）
2013年
「Capsule Size Me」新宿眼科画廊（東京）

グループ展
2019年
「六本木クロッシング2019 展：つないでみる」森美術館（東京）
「群馬青年ビエンナーレ2019」群馬県立近代美術館（群馬）
「2019 DMZ大鵬号平和文化祭国際設置美術プロジェクト」大韓民国江原道華川郡数達研究センター（韓国）
「かみこあにプロジェクト2019」上小阿仁村八木沢公民館(秋田)
「大京都2019 in 京丹後」吉村機業(株)旧織物工場(京都)
2016年
「六甲ミーツ・アート2016」六甲山高山植物園（兵庫）
2015年
「ULTRA AWARD 2015」京都造形芸術大学 Garelie Aube（京都）
「ハイパートニック・エイジ」京都芸術センター（京都）
「Installing of the Exhibition “BNF” & Artist」ARTZONE（京都）
「これからの、未来の途中－美術・工芸・デザインの新鋭11人展」京都工芸繊維大学 美術工芸資料館（京都）
2014年
「Politics Narcissism」ARTZONE（京都)
「KUAD graduates under 30 selected」京都造形芸術大学 Garelie Aube（京都）
2013年
「写真新世紀東京展2013」東京都写真美術館（東京）
「京都造形芸術大学大学院修了制作展」京都造形芸術大学（京都）

受賞
2016年
「六甲ミーツ・アート2016」奨励賞
2014年
「KUAD graduates under 30 selected」パラ人（PARASOPHIAフリーペーパー）賞、京都芸術センター アート・コーディネーター賞
2013年
「第36回 キャノン写真新世紀2013」佳作 （大森克己 選）

アートフェア
2019年
「Art Osaka」ホテルグランヴィア大阪（大阪）
2018年
「Artists’ Fair Kyoto」京都文化博物館別館（京都）

その他
2019年
「木曽ペインティングス」木曽郡木祖村(長野)木曽路として参加
「二つの部屋、三つのケース」京都芸術センター(京都)山中suplexとして参加
2018年
「京都：Re-Search 2018 in 京丹後」参加（京都）
倉田翠 演出作品「家族写真」出演　d-倉庫（東京）
2017年
「シンフォニーLDK」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA (京都) ARCHIVES PAYとして参加
「フェルトシュテルケ・インターナショナル2017- 東アジア文化都市- 」参加( 長沙市 中国、大邱広域市 韓国、京都)
倉田翠 演出作品「家族写真」出演　京都芸術センター（京都）
2016年
倉田翠 演出作品「家族写真」出演　アトリエ劇研（京都）

風景の成り立ちについて考える中で、風景を見ている自分の身体について興味を持ちました。眺めの中にある諸要素と、眺めている主体の関係を、カメラと身体という”二つの視点”を用いて取り出そうとしています。

「六本木クロッシング２０１９」のカプセルホテル内のセルフポートレート写真で話題を呼んだ前谷。一見、自己愛完結的作品に見えるがその行為を洞窟に住む太古の人類に見立てた俯瞰的視点が素晴らしい。新作も京丹後に滞在調査しながら列島の地殻変動期に思いを馳せ写真で切り取って行く。その情感あふれるイメージからミクロからマクロに鑑賞者の思考を誘導させる手腕は見事である。

（ヤノベケンジ）