愛知県出身(1992-)
2019年、京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻 油画 卒業 。
「軽さ」をテーマに、絵画を中心としたインスタレーションを展開する。
現在、artists spaceTERRAINにて活動。
主な展示に、「ignore your perspective 49 紙より薄いが、イメージより厚い。」 児玉画廊 | 天王洲 / 東京 、「暗黙知の技術」Fabcafe Kyoto/MTRLKYOTO(京都)、などがある。
1992
愛知県出身
2017
名古屋芸術大学 美術学部 洋画 卒業
2019
京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻 油画 卒業
artists space TERRAINにて活動
受賞
2017
名古屋芸術大学卒業制作展」卒業制作優秀賞/愛知
D アート展 入賞 名古屋・ダイテッサカエビル/愛知
個展
2018
solo show( 京都市立芸術大学 小ギャラリー/京都)
2015
普通の日、記号的イメージの表層(名古屋芸術大学 西キャンパス内絵画棟 Z ギャラリー/愛知)
2014
initiationgame(ENTTER KEY/愛知)
グループ展
2019
ignore your perspective 49 紙より薄いが、イメージより厚い。(児玉画廊 | 天王洲/東京)
暗黙知の技術(Fabcafe Kyoto/MTRLKYOTO/京都)
京都市立芸術大学作品展(京都市立芸術大学/京都)
2018
Colors of KUCA 2017『間間』(The Terminal KYOTO/京都)
京都市立芸術大学作品展・有志展(京都市立芸術大学内 旧音楽高校/京都 )
2017
アートアワードトーキョー丸の内 2017(丸の内行幸地下ギャラリー/東京)
前期制作展 (京都市立芸術大学内 制作室 12/京都)
D アート展(名古屋・ダイナミックサカエビル/愛知)
名古屋芸術大学卒業制作展」(愛知県美術館ギャラリー/愛知)
2015
パースの庭 – ある、循環視点 – (YEBIS ART LABO/愛知)
「軽さ」をテーマに、イメージだけではない、感覚に触れるモノの存在を探ることを扱います。
私は、絵画を視覚的な鑑賞だけでなく、身体が受け取る感覚が重要であると考えます。
絵画、立体、映像などメディアを行き来することにより、経験を通した視覚性と、絵画の在り方を問います。
「軽さ」には大きく2つの意味があると考えています。1つは、社会の中で体感している速さを伴うデジタル、流通、共有に対する「軽さ」。もう一つが実際の質量として、現実にある物が軽く感じるなど、印象についての 「軽さ」です。
他方の従来的な絵画には、そのもの自体の質量や歴史という「重さ」と、描くために費やす時間の遅さがあります。
これらを前提とした、インスタレーションを用いる私の絵画は、情報や画像(グラフィック)が質量を持つことを表し、同時に絵画をデジタルイメージに相似する「軽さ」に近づけることを目指しています。
“Lightness” is my theme. I explore not only the image, but what touches the senses.
I believe that the senses perceived through the body are important as well as just the visual appreciation of paintings. By going back and forth between paintings, 3D objects, video and other media, I question the concept of painting and vizualization through experiences.
I think that light (lightness) has two meanings. First, the lightness associated with digital, circulating and sharing tempo (speed/pace) that we experience in the society. Second, light as an actual mass, such as such something feeling light in reality.
The conventional painting has weight, namely its own mass and history, and also the slowness of time needed to paint it.
My paintings that make use of installations are based on these points; they express that information and graphics have a mass, and also aim for paintings to approach the lightness that digital images have.
西原彩香は、極薄のリアリティを探し絵を描いている。今日「バーチャル」は、日々の現実サイクルの中で撹拌を繰り返し、エマルジョン化したリアリティを獲得している。しかしながら、私たちがそこで分かったことは、一回限りの身体と、迷いを隠し切れない意識という依然とした事実だ。 画材店で筆先をチェックしたり、ホームセンターまで足を運ぶこと、絵の具の匂いとの親密な繋がり。アーティストの本能は、この肉体を脱ぎ捨てるまで「それ」を探し続ける。
(薄久保香)